山尾まきさん 大阪府
どうして私ばっかり…
これまで紆余曲折ありながらも、これが私の人生として幼少期から大人になるまで何の疑いもなく年月を重ねていました。子育て、主人や義両親との関わりのなかで、「私の何がいけないからこんな事になるの?」「どうして私ばっかり…」というような思いが募り、家の雰囲気は暗くなっていました。その原因を作っているのも自分自身と分かっているけれど、それをうまく解消出来ずにいて雰囲気の悪い家庭にしている自分が嫌になるという日々でした。
そんな毎日が続き、「これでは子どもたちに良い影響は与えない。変えなきゃ、変わらなきゃ!」という思いでいる時に偶然見つけたサイトでパーリーローズを知り、グリーフを受講することを決めました。
他人軸で生きていた自分
これまでの自分の価値観が自分軸ではなく、他人からの評価が一番として行動していたことが一番の気づきでした。当たり前だと思って疑いもしなかった自分の思考に目を向けるきっかけをもらいました。他人の評価(枠)に自分を合わせていたのと同時に、私は家族を自分の枠に入れ込もうとしていた為に少しづつ生きづらさを覚えるようになりました。
その捌け口を家族や自分に向けては自己嫌悪の負のスパイラルにはまっていました。それは自分の本音の生き方とはどんどんズレが生じていた証拠だと思います。
今の日本は人を評価し合い、批判し合い、批判されないよう、平均から外れないようにと周りに気を配りながら生活するのが当たり前のような雰囲気です。自分の意思がどんどん無くなっていくことに、心の底で本当の私が悲鳴をあげていたのだと思います。
日常の様々な問題は自分自身が創り出していて、その問題をどう捉えるか?どう向き合うか?どう乗り越えるか?全て答えは自分の中にあると解りました。目に見える問題と思っている出来事はただの事実だけで、その事実を歪めているのは自分だと気づくことで問題も面白いと思えます。
良い嫁マスク
初級終了後、いつも良い嫁マスクを使っていた義理の両親との会話で、自分を否定されたような事を言われました。一度は良い嫁マスクで取り繕いましたが、自分の中で納得がいかず義父に対しても自分の本音を伝えることが自然と出来ていました。それまで10年、良い嫁マスクを使い続けて本音を語ったことなんてありませんでしたが、涙一滴も出ることなく堂々と義父に自分の本音を語っている私がいました。
これには今まで両親の顔色をうかがって育ってきた主人もビックリしたようで、私の行動をとても褒めてくれました。
グリーフで繋がった仲間は時間を超えて、信頼と安心という言葉しかない世界を皆が創り上げています。パーリーローズが主催しているツアーに初めて参加しましたが、誰もが前から知っているような優しさでその場を包んでくれて、前置き要らずに深い話を語り合える存在の方々でした。それは札幌・東京・大阪と三ヶ所で開催される講座、何処で受けても個人個人をしっかりとフォローしている証拠だと思います。
卒業したから終わりではなく、卒業したからこそ次の気づきや学びがまた降り注ぎます。それがまた自分のステップアップであり、楽しみでもあり、仲間と気づきをシェアすることで更に深く繋がれます。
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